
豊かで快適な生活をするために、人間は産業を進歩させてきました。
それは、遥か遠い昔、私たちの先祖がささやかな道具を手にした瞬間から始まり、夢のような高度な技術を実現させた現在に至ってもとどまるところを知りません。 その豊かで快適な生活を求め続けた裏側に、多くの産業から排出される廃棄物が社会的な問題として、今私たちの目の前にクローズアップされてきました。 南都興産は、本来豊かで快適な生活をするために作り出した高度な技術を駆使し、人間が人間であるための環境を保全するために廃棄物問題に真正面から取り組んでいます。
それは、
未来においても人間が豊かで快適な生活を求め続ける限り、生ずるこれらの問題に、
南都興産は、産業界の情報をいち早く入手し、最新のテクノロジーを駆使して対処し、人々の文化的な生活を支えてゆきたいと考えています。
私たちの「生命」の源はいうまでもなく、「自然」にあります。 その事実を忘れ、長い間私たちは「自然」に甘えてきたのかもしれません。より豊かな暮らしを求めて、 私たちが進歩させてきた産業や技術が仇となってきたのは皮肉ですが、 しかし、こうした状況に立ち向かうのに必要になってくるのも、また技術なのです。 南都興産は昭和53年、産業廃棄物処理を目的に設立以来、 すぐれた処理施設の建設と数多くの処理技術の開発に努力を傾け続けてきました。 こうした努力を支え続けたのが、“「自然」は守り続けるべきものである。 そして「自然」は蘇生し得るものである”という南都興産の信念。 今後も開発されるであろう処理技術、そして施設の全てに、この信念が息づくことはいうまでもありません。
生命の起源となる豊かな自然が存在した有史以前の地球。 そこには、「生命」を誕生させ得る、大いなる力が「自然」に内包されていました。 南都興産は、この時代の「自然力」を再び取り戻すことを究極の目標として、 “環境整備を目的とした産業廃棄物処理”に取り組んでいます。 そのために必要となってくるのは、すぐれた処理技術の開発と最終処分場の確保。 南都興産は業界に先駆けてこれらを自社でトータルに一括した事業展開を行っています。 いうまでもなく産業廃棄物には、さまざまな種類がありますが、 大別すると「資源としてリサイクル可能なもの」と「何らかの処理をほどこし無害物に変えて廃棄するもの」の二つ。 南都興産はそれぞれに対して事業部展開し、前者に対しては、リサイクル可能な段階までの精製を行い、 後者には、無害物として処理後、当社管理による処分場にて埋立処理までを行うなどの一貫した処理体制を整えています。 また、南都興産の事業展開は、産業廃棄物処理を核としながらも多岐に渡っています。 その第一にあげられるのがリサイクル事業です。無害なものに変えて廃棄処理をするのも有効手段ですが、 さらに有益なのはリサイクル利用です。 現在、南都興産はさらにリサイクル可能物の領域を拡大するため、新たなる処理プラントの導入や処理技術の開発に邁進しています。 その目標となるのは、廃棄物処理ゼロ。 100%リサイクルを可能にする技術、それこそが未来に向かって、南都興産がめざす壮大な道しるべなのです。 そして南都興産のもう一つの柱は、建設物撤去工事や浚滞汚泥処理、下水道清掃などの環境整備事業。 いずれの事業展開も、調査から完了にいたるまでトータルに対応できうる態勢を完備しています。
南都興産は、奈良県御所市内の山中に最終処分場を保有しています。 昭和59年、管理型埋立処分場として建設されたこの最終処分場は、 周囲に廃プラスチックや廃油処理施設や高圧洗浄作業施設等を隣接させ、 処理作業に埋立処分が連携して行えるラインの設備を計画中です。
産業廃棄物処理処分業許可 燃えがら、汚泥、鉱さい、ダスト類、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず、工作物の除去に伴って生じた不要物、動植物性の固形状の不要物、廃棄物を処分するために処理したもの | |
特別管理廃棄物処理許可 アスベスト(廃石綿等) | 一般廃棄物処分業許可 燃えがら、汚泥、不燃物 |
これからも続く産業発展は、また新たなる産業廃棄物を生み出し、 その中には通常の処理技術では対処できない物が現れる可能性は大きいと言えます。 南都興産では、これらの状況を想定した、さまざまな処理技術の開発を続けています。現在、すばやい処理が必要とされる排水、 汚泥処理にユニチカ設備技術(株)の協力により浸出水処理施設を最終処分場に隣接して建設、 (株)公害防止対策室が強固なパートナーとして、随時 水質検査を行い、安全管理を徹底して、その運営にあたっています。 そこではバクテリア分解処理、加圧処理、活性炭による吸着処理等最先端の高度技術を駆使。 自然環境の汚染を防ぎ、貴重な水資源の保護に貢献しています。
許可の種類 産業廃棄物処理処分業許可 | |
対象物 燃えがら、汚泥、鉱さい、ダスト類、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず、工作物の除去に伴って生じた不要物、動植物性の固形状の不要物、廃棄物を処分するために処理したもの | |
廃棄処分場では、周辺環境への影響抑止を第一に考えなければなりません。 そのために南都興産では、 しゃ水機能にすぐれた処分用資材を用いることはもちろん、最新の電気方式による漏水検知システムの開発及び、 しゃ水シートへの設置を急いでいます。このシステムにより、シートが万一破損した場合でも、 合理的かつ高い精度で破損位置を検知することが可能となります。 シートの補修には、産業廃棄物が堆積した状態でも行えるようボーリング技術を利用。処分場表面からボーリング掘削し、 補修材を注入して破損箇所に浸透させる補修方法を導入予定。 常に環境保護を意識しながらそして将来予測される事態をすばやくつかみ、その対策を講じるため 南都興産の技術開発は、いつも時代の一歩先を見つめています。
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